非エンジニアが Claude Code でやらかした失敗談 3 つ — 事故と、その対策
3 ヶ月使って起きた事故の中から、特に反省の多かった 3 つを正直に書きます。「こうならないように」の対策とセットで。
結論(2 行で)
- 3 ヶ月で 3 回、「やっちゃった」が起きました。 全部「ちょっとした油断」が原因でした。
- 事故の 9 割は、Plan Mode + Hooks + git commit で防げます。 今は冷静に書けますが、当時は顔が真っ青でした(笑)。
このページで扱うこと
- 失敗 ① CLAUDE.md を上書きされた
- 失敗 ② Downloads の大事なフォルダを「整理」された
- 失敗 ③ 占いサイトの本番を壊しかけた
- まとめ: 事故を防ぐ 4 つの仕掛け
失敗 ①: CLAUDE.md を上書きされた
何が起きたか
2026 年 2 月。CLAUDE.md をずっと育てていて、300 行近くになっていた時期のこと。
「CLAUDE.md が長くなってきたので、整理しましょうか?」
と Claude Code が提案してきたので、「お願いします」と返事。 戻ってきた CLAUDE.md は 80 行に圧縮 されていて、必要なセクションが 全部消えていました。
何を失ったか
- ブログのトーンガイド(3 ヶ月かけて整えた分)
- 占い鑑定の禁止ワードリスト
- 「子どもと使う時のルール」
3 ヶ月分の蓄積が 1 回の返事で 飛びました。
どう復旧したか
幸い、git commit を週 1 でしていたので、先週のバックアップから復元 できました。ただ、直近 1 週間分の追記は失いました。
対策
この日から:
- CLAUDE.md を触る指示は、必ず Plan Mode で見せる(CC-05)
- Hooks で
CLAUDE.mdの Edit に警告を出す(CC-14) - git commit を毎日 1 回(寝る前)
を自分のルールにしました。
失敗 ②: Downloads の大事なフォルダを「整理」された
何が起きたか
CC-08 で書いたダウンロードフォルダの整理、1 回目は成功 したのですが、2 回目は事故 でした。
「先月と同じ基準で、Downloads をまた整理して」と言ったら、Claude Code が勝手に 「先月より厳しめで」 判断を広げてきて、「_old」と名付けた作業フォルダ を丸ごと _archive_ に移動しました。
中には、進行中のブログ下書き 4 本分 が入っていました(ちょうどメインフォルダに移す前の作業ディレクトリでした)。
何が原因だったか
- 「同じ基準で」が曖昧: 私も Claude Code も、先月の基準を正確には覚えていなかった
- Plan Mode を飛ばした: 2 回目だから大丈夫と油断
- フォルダ名が誤解を招いた:
_oldと付けたのが悪かった(未来の自分にも AI にも「古い」と見える)
対策
- Plan Mode は 1 回目も 2 回目も必ず(「慣れ」が事故の元)
- フォルダ名に
_wip/_active/_do_not_touchみたいな明確な札を付ける - Hooks で
移動|mvの対象に作業ディレクトリ名が含まれたら止める
失敗 ③: 占いサイトの本番を壊しかけた
何が起きたか
tsubaki-an.com のデザイン修正中、「この CSS を直して」と指示したら、他のページの CSS も巻き込んで変更 されました。
プレビュー環境で気付かず、本番にデプロイ。ホームのヒーロー画像がズレて、「お知らせ」が表示されない 状態で 2 時間放置されました。
何が原因だったか
- 差分確認を飛ばした: Claude Code が「この CSS を直しました」と報告したのを、diff で確認しなかった
- プレビュー環境を見なかった: Cloudflare Pages のプレビュー URL で先に確認する手順を飛ばした
対策
- デプロイ前に必ず
git diffを目視(特に複数ファイルにまたがる変更) - プレビュー URL で 5 分だけ確認する習慣
- 「本番 = main ブランチ」を直接編集しない、という大ルール
- ロールバック手順を CLAUDE.md に書いておく(「main に 1 コミット戻すには ...」)
この経験から、CLAUDE.md の安全ルールに こう追記 しました:
## デプロイ前チェック
- git diff で変更ファイル一覧を確認
- 複数ファイルに触れた場合、Plan Mode で説明してもらう
- プレビュー URL で 5 分以上の目視確認
- ロールバック手順: cd <repo> && git reset --hard HEAD^ && git push --force-with-lease origin main
まとめ: 事故を防ぐ 4 つの仕掛け
3 回やらかして学んだのは、ツールを信用するのではなく、ツールを使う自分の手順を信用する ということです。
| 仕掛け | 防ぐもの |
|---|---|
| Plan Mode(Shift+Tab 2 回) | 「いきなり動く」事故 |
| Hooks(CC-14) | 禁則コマンド・重要ファイル上書き |
| git commit 毎日 1 回 | 「消えた」の復旧可能性 |
| CLAUDE.md の安全ルール | そもそもの指示の事故 |
この 4 つを入れた 2026 年 3 月以降、大きな事故は 0 件です🌸
詰まったポイント(裏話)
- 事故ったあと AI 嫌いになった: 2 週間くらい開かない時期がありました
- 立ち直りは記事化から: note に「事故りました」と書いたら、読者から「私も!」のコメントがたくさん。事故は個人の失態ではなく、仕組みの問題 と気付けた
- 今は冷静に使えています: 事故と対策のセットで、怖くない道具 になりました
次に読むとよい記事
ターミナルを見ただけで閉じたくなっていたワーママが、Claude Code を自分の手足にするまでの最初の一歩。
「ChatGPT で十分じゃないの?」によく聞かれるので、両方を 3 ヶ月ずつ本気で使って出た答えをまとめました。結論は「役割がぜんぜん違う」でした。
「プログラマー向けの道具でしょ?」と思って半年スルーしていた私が、ある一言で考えを変えた話。ワーママの毎日が、Claude Code でどう変わったか。
速報じゃなくて「翻訳」します。難しいニュースを、ワーママの私がやさしく噛み砕いて、月曜朝にお届け。